千成寿司本店
規格外の旬を握る
大将は、自分の仕事について淡々と話される方でした。声を張るわけでも、言葉を尽くすわけでもありません。それでも、ネタの選び方の話になったときの間の取り方や、手の動きに、譲れないものがあるのが伝わってきました。
もうひとつ印象に残ったのは、女将さんがお客様を見ている目と、スタッフの方との言葉数の少ないやりとりです。この店の空気は、大将ひとりで作られているのではありませんでした。長く続いている店には、続いてきただけの関係があります。
熱を語らない人の熱を、どう出すか。説明を増やすとかえって嘘になる気がして、逆に削りました。
最初の画面は、一貫の写真だけ。言葉は「規格外の旬を握る」の一行と、創業年だけにしています。淡々としたまま、ただし選ぶ基準だけははっきり見えるように置きました。饒舌な店ではないので、サイトも饒舌にしないほうが、本当のところが伝わると考えました。