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Googleマップ2026.02

「Googleから来ました」という
撮影の営業について

店内のストリートビューは、Googleの社員が撮りに来るものではありません。
撮影を仕事にしている側から、確認しておくべきことを書きます。

「Googleから来ました。お店の中を撮影させてください」

こう言われて、断りきれずに契約してしまった——という話を、たまに伺います。弊社はストリートビューの撮影を仕事のひとつにしているので、この分野については内側から書けます。書いておいたほうがいいと思ったので、書きます。

店内のストリートビューは、Googleが撮っているわけではありません

道路のストリートビューは、Googleの車が走って撮っています。これはご存じの方が多いと思います。

いっぽう、お店や施設の中のストリートビューは、Googleの社員が撮りに来るものではありません。第三者の撮影事業者が360度カメラで撮影し、Googleマップにアップロードする、という仕組みで成り立っています。弊社もその一社です。

ですから、店内撮影の営業に来る人は、まずGoogleの人ではありません。Googleが提供している仕組みを使って、撮影を請け負う民間の事業者です。それ自体は普通のことで、弊社も同じ立場です。問題は、そこを曖昧にしたまま話が進むことです。

「Googleから来ました」と言われたら、社名と、Googleとの関係を聞いてください。「Googleの仕組みを使って撮影している会社です」という答えなら、正直な説明です。「Googleの委託を受けています」と言われたら、何の委託かを重ねて聞いてください。

「Google認定フォトグラファー」という制度は、終わっています

これは、名刺やチラシで今も見かける肩書きです。

かつてGoogleには、店内撮影を行う事業者を認定する制度がありました。弊社もその中で活動していました。ただ、この制度は2024年に終了しています。いま新たに認定を受けることはできませんし、認定を維持している事業者も存在しません。

ですから「Google認定フォトグラファーです」と現在形で名乗られたら、その時点で説明が古いか、不正確です。過去に認定を受けていたという事実を述べるのは構いませんが、いま持っている資格のように示すのは違います。

弊社も、この制度が終わったあと、サイトから「認定」という表現をすべて外しました。代わりに書いているのは、2017年にGoogle本社が主催したStreet View Summitに招かれた、という事実だけです。これは起きたことなので、そのまま書いています。

撮影の営業で、実際に起きている困りごと

ご相談としてよく伺うのは、この3つです。

1. 買い切りのはずが、月額になっている

ストリートビューの撮影は、本来は一度撮ってアップロードすれば終わる仕事です。撮影後に毎月かかる費用は、原理的にはありません。ところが「月々8,000円・60回払い」といった形で契約になっていることがあります。総額にすると48万円です。撮影そのものの相場からは、かけ離れています。

2. オーナー権限を求められる

アップロードのために、Googleビジネスプロフィールの管理者として一時的に加わる必要はあります。ですが、オーナー権限そのものを移す必要はありません。移してしまうと、解約後もお店の情報を編集できるのは相手のまま、という状態になります。

3. 撮った画像を、自分で消せない

改装した、レイアウトが変わった、この写真は使いたくない。あとからそう思うことは普通にあります。誰のアカウントからアップロードされたかによって、自分で差し替えたり削除したりできるかが変わります。ここを確認しないまま撮影を終えると、あとで手が出せません。

撮影前に、必ず確認してください

「これは買い切りですか、月額ですか。月額なら総額はいくらですか」
「オーナー権限は渡す必要がありますか」
「公開後、自分の判断で消せますか」

この3つに明確に答えられない相手には、その場で決めないほうが安全です。撮影は逃げません。持ち帰って考えても、何も損はしません。

そもそも、店内撮影は全店に必要なものではありません

売っている側が言うことではないかもしれませんが、書いておきます。

ストリートビューが効くのは、入る前に中を見たいと思われるお店です。初めての人が入りにくい店構え、客室の広さが決め手になる宿、設備を見てから決めたいクリニック。こういう業種では、来店前の不安をはっきり減らします。

逆に、外から中がよく見えるお店や、常連中心で回っているお店では、費用に見合った効果が出にくいことがあります。「まずGoogleマップの写真と営業時間を整えるほうが先です」とお伝えして、撮影をお勧めしないこともあります。

弊社の場合は、こうしています

比較の材料として、自分たちの条件も書いておきます。

この条件が特別だとは思っていません。むしろ、これが普通であってほしいと思っています。比べていただいて、他社さんのほうが条件がよければ、そちらでいいと思います。

いま契約を勧められている方へ

その場で決めないでください。それだけです。

見積書か契約書を受け取って、持ち帰ってください。書面を出さない相手であれば、それが答えです。書面を送っていただければ、こちらで目を通します。費用はいただきませんし、そのあと営業のご連絡をすることもありません。

その見積書、読ませていただきます。

撮影の勧誘を受けている、あるいはすでに契約してしまった。どちらでも構いません。
妥当な内容であれば「問題ありません」とお伝えします。

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